海外に「要らない古着」を寄付する方法3選
現在、痛ましいことに、世界各国で紛争が相次いでいます。
イラン・イラク地震やメキシコ地震やネパール地震のように、発展途上国で悲惨な自然災害が起きています。
貧困の連鎖はそう簡単に断ち切れるものではありません。
さて、私たちは彼らに何もできないのでしょうか?
いえ、「古着寄付」という方法があります。
1.「日本救援衣料センター」
こちらの団体は、「海外の被災地、貧困地域、紛争地域」に古着を寄付する活動を行っています。
送料→実費を送り側(こちら側)が負担する
JRCCとは|日本救援衣料センター|海外の被災地・紛争地に対する、衣料品寄贈など支援活動をおこなっております。
寄付する|日本救援衣料センター|ご寄附の流れ、受け入れ品のご確認などをご確認ください。
2.ブリッジエーシアジャパン
集まった古着はリサイクル業者が買い取り、そのお金はミャンマーやネパールでの活動資金になるそうです。
つまり、「古着が直接役に立つ」わけではないようです。
送料→送り主(こちら側)が負担する
ものを寄付する|寄付|認定NPO法人 ブリッジ エーシア ジャパン
3.ワールドギフト
集荷場は全国にあります。
記載料金以外の料金はかからないそうです。
■ワールドギフト衣類寄付再利用■:洋服や子供服の寄付を募集、海外支援に役立てます。古着(大人子供用衣類・マタニティー・ベビー服)の寄付募集
その他調べるとたくさん出てきます。
ですが、このほかにも「海外の方を支援する」方法があります。
それは「古着をメルカリ等で売り、そのお金を募金する」ということ。
そのほうが募金の受け入れ先は多々ありますし、利便性がいいです。
しかし、古着自体は余り役には立ちません。これが難点です。
参考までに、地震の被災地への募金活動に関するURLを貼っておきます。
2017年メキシコ地震
こちらの団体は(イタリアの)震災翌日、つまり2016年8月25日にさっそく支援を行っています。
参考URLは以下です。
参考記事
メキシコの地震の被災地に寄付・募金をする方法まとめ - Travel Banana
2.ネパール地震
ユニセフ協会
参考
ネパール大地震|緊急支援のお願い 被災者支援にご協力ください 国際協力NGOアドラ・ジャパン
【募金】ネパール地震に対する赤十字社などの寄付窓口まとめ | ロケットニュース24
イタリア地震
イタリア赤十字(CRI※イタリア語)
Terremoto Centro Italia - Come donare - Croce Rossa Italiana
日本語対応している、イタリア大使館のサイト
このブログでお伝えしているとおり、被災地はどこも大変な状況です。
備考
残念ながら、イラン・イラク地震で被害が大きかったイラン側は支援を拒否しているため、赤十字社などを通じた支援はできません。
参考記事
非常持ち出し袋に入れるべき「必須便利グッズ」11選
千島列島付近で「巨大地震が起きる可能性が高い」という予測が出ました。
千島海溝、M8・8級7~40%…30年内確率 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
そこで今回は「非常持ち出し袋」に何を入れるべきかということを調べました。
食料等は別記(以下URLにて:「」)してあります。
ページの下に商品の例をリンクしてあります。
1.サブバッグ
軽量で折り畳みが可能なものがよい。
例えばナップザックなど。
「反射材」があったほうが夜間は安全であるため、複数ある場合は「反射材付き」をお勧めする。
万が一丈夫さに自信が無いなら中にポリ袋あるいは新聞紙等(これも結果有用)で補強できる。
2.ラジオ
情報収集に必須。
停電していることを考慮し、電池式あるいは手回し式のものを購入。
ただ、電池が切れてしまっている場合も考えられるので電池はこまめに確認を。
3.発電式ライト、懐中電灯
夜間の停電時に明かりが無いと、安全性が失われると同時に、心理的に不安にもなる。
また、地震発生が夜間だった場合、逃げ遅れる可能性があるため、枕元に置いていくことをお勧めする。
家族の人数分は最低限確保するべき。
4.ビニール袋
衛生的な生活を送るために必須。
2.3個用意して断水時の水くみにも有用。
5.救急箱
ファーストエイドのために必要。
救急箱に入れるべきものとして、以下があげられる。
1-常備薬(頭痛薬、腹痛薬、トローチなど)
2-絆創膏、包帯、三角巾など
6.衛生用品
断水しているためなかなか手を洗うことができず、また、避難所はどうしても不衛生になりがちです。
1-ティッシュ類
ウェットティッシュ(断水を考慮して)
普通のティッシュ(トイレットペーパー代わりにも使える)
両方をバランスよく入れることが大切です。
2-マスク
冬場の場合防寒対策にもなるし、乾燥を防げる。
また、被災地は空気が綺麗ではない。
7.筆記用具
シャープペンシルは芯が折れ使いづらいので、ボールペンが理想。
何にでも書けるマッキーなどのネームペンも必要。
後述するガムテープの上にも書けるため。
紙を少々入れること。
8.ガムテープ
多少高くても「布製」のものを使用すること。耐久性に優れている。
9.軍手
人命救助のためなどに使う。
高価なものを1個用意するより、比較的安価なものを数個用意したほうが有用。
10.タオル
大きいものは三角巾代わりにもできるため汎用性が高い。
数枚用意すること。
11.ハサミ、カッターナイフ
サバイバルナイフのようなものも有効だが、こちらのほうが使いやすいという人もいるため、事前によく検討すること。
商品一覧
参考程度に。
1.サブバッグ(ナップザック)
なるべく軽さと丈夫さを考慮すること。
(2)ラジオ
懐中電灯付きだと尚良好。
3.懐中電灯
太陽光対応などが有効。
4.ビニール袋(ポリ袋)
汎用性も高く、災害時有用。
強く丈夫なものが望ましい。
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Lessons for Tomorrow -震災の教訓を生かす、ということ-
私たちは歴史から学ぼうともしないで、また同じことを繰り返そうとしている。
私たちは歴史から学んだであろうことを世界に共有することなく、事例を分析すること及び原因究明をすることも無く、また同じようなことを起こしてしまっている。
Those who was made a mistake and who not try to improve, it will be committed another mistake.
過ちて改めざる、これを過ちという。
孔子(BC551-479)
このような言葉もあるように、私たちがすべきことは、ただこれだけだ。
過去に起きたことは、もう変えられないのだから、それをどうやって未来に生かすか、その教訓をどうやったら無駄にしないで済むか。
それは世界中の震災で命を落とした人に対する最大の供養だろう。
だが、悲しいことに、歴史は繰り返されている。
イランとイラク国境付近で12日に起きた地震で、イランでは政府が建設を主導した公営団地の全壊が際立ち、被災者の批判を浴びている。
(中略)
15日に現地を視察した建築士マフコメ・ファムリさん(22)は「建築資材の質が悪い。業者は手抜き工事をし行政は指導を怠ったのだろう」と見る。
引用元:2017年11月17日 読売新聞
イランとイラクの国境付近で2017年11月12日に起きた地震でも、残念なことに「手抜き工事」の疑いがあるということだ。
私たちは歴史から何も学んでいないのだろうか。
さらに事例を調査すると、1980年に起きたイルピニア地震でも、「手抜き工事」の疑いがあることが分かった。
1980年のイルピニア地震(イルピニアじしん、イタリア語:Terremoto dell'Irpinia)は、1980年11月23日にイタリア南部で発生した、モーメントマグニチュード6.9の地震。
(中略)
しかしながら、1990年代初期、大きな汚職が明るみに出た。
(中略)
全体の4分の1にあたる残り96億ドルが、実際に被災者のために使われた[5]。
地震の後、マフィアが復興の建設事業に参加した[6]。
さらに、この説明と昨年の地震が、Wikipediaで酷似していることが分かった。
以下に昨年8月のWikipediaを示す。
1979年、1997年の2回に渡って大地震によって大きな被害を出していた過去のあるノルチャでは過去の被害を教訓として官民共同で耐震対策が強化されていたことから人的・物的被害のどちらもほぼ皆無だった[26][27]。
(中略)
倒壊・損壊した建造物115軒の一部に工費節約のためセメントより砂を多く使用し、建造コストを下げて建てられた手抜き工事の疑いがあるとして、地元の検察当局が過失致死の疑いとして関係者の法的責任追及を視野に入れて捜査を進める考えを示している[5][47]。
また、2016年8月29日朝刊の朝日新聞によると、このような事態は不幸なことにイタリア中で蔓延してしまっているようだ。
参考資料
イラン・イラク国境のM7.3地震、2017年で最多の死傷者に - BBCニュース
【イタリア中部地震】検察、“手抜き工事”を捜査 「節約のためセメントより砂多く使った」 - 産経ニュース
ブログの開設目的及び発信する情報に関して
はじめまして。ご訪問ありがとうございます。
こちらのブログあるいははてなブックマークあるいはTwitterで、私が主に伝えたいと思っているのは、被災地の最新情報です。
被災地で、いま何が起きているのか、ということ。
それを発信していかなければ、この震災が忘れ去られてしまう。
ただでさえメディアの報道が不足している中で、誰かが声を挙げなければ、風化してしまう。
その思いからブログを開設し、Twitterのアカウントを開設し、皆さんに発信していきたいと思いました。
私は残念ながらイタリア語があまりできず、英語を経由した翻訳をしているため、若干記事に異同があるかもしれません。予めご了承ください。
さて、表題の件ですが、私がこのブログを開設した理由の一因として、日本で情報があまり満足に得られる環境が無いというものがあります。
先ほども書きましたが、何故か、日本国内では満足に情報が流されていません。
これはイタリアに限ったことではないように思います。イラン・イラクの国境で起きた地震もそうですし、ネパールで起きた地震の被災地が、いまどうなっているのか、私たちのもとに情報は届いていません。
国民の関心が低いからでしょうか。
それともどんな理由があるのかは、私にはわかりませんが、とにかく「情報が足りない」。
それは募金に関しても、また、適切な支援をしたいと思っている人の妨げとなってしまいます。
このブログでは、私がイタリア語、英語、日本語のサイトを中心に、蓄積した情報を伝えていきます。
ただ、管理人はメディアで働いている者ではなく、ただの一般人です。
そのため、なるべく正確な出典及び正確な情報を流すように努めますが、一部至らない点があるかもしれません。
参考資料
Twitterより引用
「2016/8/24のイタリア地震の日本での報道に関するTwitterユーザーの意見」
https://twitter.com/i/moments/936948439669080064
本日は以上です。ご覧くださりありがとうございました。